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【建設業界】特別対談 若い世代のためにできること

2017.01.18

  本日(1/18)発行の「POWER WORK135号)」に中央工学校 教務部土木測量系 学科長 土田俊行先生と弊社代表取締役 小岸昭義(全国仮設安全事業協同組合 理事 青年部会長)が、今後の建設業界について「若い世代のためにできること」の特別対談が掲載されました。   若い世代の意欲を伸ばし世に送り出す工業系専門学校。そして現場の安全と職人の地位向上を目指す全国仮設安全事業協同組合(ACCESS)。異なる立場でありながら、建設業界を志望する若き担い手への思いは同じ!対談ではその取り組みをはじめ、20年前とは変化した時代の流れまで語り合う興味深い内容となっています。

02


― 20年ほど前と比べると、安全に対する意識はどの程度違いますか?

小岸
私が若いころの話ですが、親方だけが履ける白い足袋があったんです。「いつか白足袋を履くぞ」と目標にしていましたが、今では安全靴でないと現場に入れない時代になりました。

圡田
測量の場合でも安全に対する意識は高まっていますね。

小岸
資材も工法も安全に進化。それでもまだ万全ではありません。例えば資材を取り付ける作業には、無数の動きがあります。そのすべてに注意を払えというのは難儀ですよ。

圡田
物を落とさない工夫はあるけれど、その工夫も人がやるもの。意図せずに何かを蹴ってしまうことだってありますからね。

小岸
そう。ヒューマンエラーの可能性があり、それは気合では解決しない。ウチの会社では資材など、ハードで防げる事故はハードで対応。例えばブレスと〝下さん〞を一体化した資材は普通の資材より高価です。しかし安心感を持って作業できることに越したことはない。その他ウチでは、メーカーと協力して資材開発もやっています。

圡田
私は学生たちに対して「道具は使う人次第で良くも悪くもなる」と言っています。ここはずっと昔から変わりません。私たちが学校で教えることは基本であり、現場や会社ごとに様々な形となって技術が進化する。その進化を自分で追いかけることで、自分の技術力向上と安全につながるんです。それを理解して、より頑張る学生もいれば、逆に重荷に感じてしまう学生もいるわけですが......。

小岸
困りますねぇ。

圡田
今、私の元で土木を勉強している学生は150人。入学したキッカケも目的も様々です。ただ、建設業界に入ろうと思った気持ちは同じ。その気持ちを伸ばすことは、学校の役割の中で大きな一つだと思っています。

小岸
中央工学校の学生さんたちを実習していると、みんなキラキラしていますもんね。そんな若い人たちには是非とも働いて欲しい。

圡田
小岸さんに学生を指導してもらうようになって2年。やっぱり普段の授業とは違いますね。生徒たちの目つきが変わる。学生だけじゃなく、学校としても教えられていますよ。

小岸
教えることは中央工学校さんには敵いませんよ(笑)。僕ら現場では、ダメなものはダメと言ってしまうから。

圡田
それこそ20年前とか、私自身が学生だった頃は厳しかった。それでも優しさも感じていた。今の時代、高校までの教育のあり方も変わってきましたから急にひと昔前の厳しさを出すと、学生たちも馴染めないんです。

小岸
だから「昔はこうだった」なんて話は、今の若い人に言わない方が良いんですよね。

圡田
そうですね。人の命を預かる仕事であることは口うるさく言っていますが、本当に気付くのはずっと先かもしれない。その下地づくりも学校の役割だと思っています。卒業後は働き始めた会社の色を教わりながら独自に成長して欲しいですね。

小岸
「あの時先生、良いこと言ってたな」なんて思い出したり......。

圡田
先生冥利につきますね。

03


―今後の建築の現場はどのように変わると思いますか?

小岸
アクセス(全国仮設安全事業協同組合)は安全と職人の地位向上を目指しています。その結果の一つとして、昨年末、建設職人基本法(正式名称:建設工事従事者の安全及び健康の確保の推進に関する法律)という議員立法になりました。ハード面の改善も重要ですが、私たち職人を取り巻く環境全体も今後は改善されます。

圡田
最近、学生の就職や進路を決める際、親御さんの意見の影響が非常に大きいんです。特に気にしていることは、卒業後にどんな成長をするかなど長期的なキャリアプラン。長く安心して生活できる職場環境は重要ですね。

小岸
建設職人基本法を簡単に言うと、「建設職人が安全に働けるようにしなさいよ」ということ。例えば、少しでも工賃を安くしようと安全を削ってしまい、それで事故が起きては「しょうがない」ではすまされません。今の時代、「ちょっと給料高いよ。でも3Kだよ。危険だよ」じゃ、誰ひとり新しい人材は入って来ませんから。

圡田
学校で就職先を決めるとき、本人と話をして具体的に話が進んでいても、何日かすると「無かったことに」っていうこともあるんですよ。給料、保険、休日、最近は転勤の可能性などについて、親御さんから理解を得られないんですよね。

小岸
親御さんの気持ちは当然。これら環境を整備しないと不安ですよ。小岸興業という一つの会社としては、全員社員で固定給制、社会保険完備、ボーナス、有給、退職金など、業界では先駆けているつもりです。でも法律などでしっかり整備しないと、多くの会社は時代の流れについていけない。

圡田
最近では建設業界の女性活用が進められていますが、小さな会社ではやはりまだ設備的にも難しいところがあるんですよね。今の状況では、小岸さんのように経営者自身の意識が高くないと、大きな負担を抱えてまで行う環境改善は難しい。

小岸
まだウチも、完全にできているとは思っていません。今、やれることはやっていますが、まだ私の気付いていない別の改善点もあるはずだと思っています。まだまだですよ。

圡田
相当大変なことですよね。しかし法律があれば、これから改善しようという会社も実行しやすくなるはずです。そんな小岸さんのところのような会社が増えることが、建設業界の改善につながり、私たち学校は生徒たち若い世代の意欲をより伸ばせるようになると思っています。

小岸
その意欲を裏切らず、みんなが働きたいと思える環境づくりですね。まだまだいっぱいやることがあるなぁ。今後もご協力お願いします。

圡田
こちらこそ、これからも学生たちに現場の厳しさと魅力を体験させて下さい。

【編集後記】
おふたりの対談から、これからの建設業界を担う若者への思いを見て取ることができました。我々人生の先輩たちは「しょうがない」と言ってあきらめるのではなく、未来を見据えた行動を今、問われているのではないでしょうか。


POWER WORKの設置地域、店舗は、一都三県を中心にした関東圏内の
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・カー用品店
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・美容室(理髪店)
・職業就職支援施設などです。

(有) 小岸興業 安全協力会「昭友会」安全祈願

本日1月14日(土)東京都葛飾区 柴又帝釈天にて、昭友会 榎本裕希 会長(㈱希匠 代表)を筆頭に協力会の安全祈願をしてまいりました。今日の天気は、数年に一度の大寒波襲来の予報でしたが、祈祷している間は天気にも恵まれ、陽ざしがそそぐなか会員一同、今年一年の無事故・無災害を祈願してまいりました。   二か月後の3月9日には、建設職人基本法(通称)が施行されます。「建設職人が安全に働けるように」が義務化され、安心・安全の格差が是正されれば、重大事故は限りなくゼロに近づいて行くものと信じます。   今年一年の「無事故・無災害」のお礼に来年も訪れることを誓って、柴又帝釈天をあとにしました。

OGCグループ 安全祈願

昨年1年間の労働災害ゼロの御礼、起こってしまった事故への自戒の念、感謝と反省そして努力することへの誓いと、今年1年もご加護がありますよう、関連会社「株式会社 クイック」と共にお願いして参りました。 安全祈願の後は、恒例の「餅つき」です。縁起物として「丸餅」を食べることは、神様の元気をいただくことだと言われています。小岸社長からグループ全員に、昨年の頑張りを労う感謝の意が伝えられ、社員一同、今年一年の「無事故・無災害」を誓いました。 株式会社 クイック ジョイント協同組合

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